知って欲しい「カチオン」について

その肌トラブル、ヘアケア製品が原因かもしれません！

ほぼ、毎日のように身体と髪はきれいに洗っていますよね？とくに梅雨の時期や夏はたくさん汗をかくので、お風呂やシャワーは欠かせません。毎日、身体も頭もきちんと洗い清潔にして、しっかりと保湿ケアもしているはずなのに肌トラブルが起きてしまう方がいらっしゃいます。

背中や首、頭皮が赤くなってしまう。
生え際や頭皮がかゆい
背中のポツポツ
フケが出てしまう

などのトラブルが起きてしまうという方はいらっしゃいませんか？実はその原因は、リンスやトリートメントに含まれる「カチオン」かもしれません。

～「カチオン」とは～

カチオンとは『陽イオン界面活性剤』という成分のことを指します。陽イオン界面活性剤は『柔軟剤』の主成分に使われている成分で、水と結びつくことでマイナスの静電気を帯びて「洗浄」を得意とする【陰イオン解明活性剤（アニオン）】とは逆に、水と結びつくことでプラスの静電気を帯びて「吸着・柔軟化」得意とするのが【陽イオン界面活性剤（カチオン）】です。カチオンは髪の毛をコーティングし、手触りや指通りをなめらかにします。しかし、人間の体細胞はマイナスの静電気を帯びているため、プラスの静電気を帯びた物質は細胞膜を破壊すると言われ、陽イオン界面活性剤の多くは皮膚刺激になったり、痒みの原因になる場合があります。「カチオン」は主にリンスやトリートメント、柔軟剤などに配合され、静電気を防止し、髪や服などを柔らかくしなやかな風合いに仕上げてくれるものです。イメージ的には洗う目的のシャンプーや洗剤などと比べると、トリートメントや柔軟剤はなんとなく髪や肌に優しい感じがするし、しっかり流さない方が髪や頭皮に良いイメージを持っている方も多いはず…。しかし、手触りはすべすべ、さらさらと潤っている感じがしても、実際には残留性が強く皮膚に刺激の強いものが、ベタッとくっついて髪や頭皮、肌にまで付着してしまうのですから、必然的に肌荒れやかぶれ、首や背中のポツポツ、薄毛などのトラブルに繋がってしまいます。

頭皮の皮脂バランスを整え、過酸化脂質を発生させない！

もう1つ、頭皮の問題であまり知られていないのが過酸化脂質によるトラブルです。過酸化脂質は活性酸素の働きにより、脂質を酸化させてまるでサビのようにしてしまいます。本来、皮膚や頭皮は善玉菌の働きで皮脂が分解されて弱酸性に保たれてバリア機能の役割をしています。しかし、毛孔の皮脂腺から過剰に分泌した皮脂が酸化してしまうことで、過酸化脂質が発生し、毛孔を塞いでしまいます。それによって頭皮にブツブツや赤味などのトラブルが起こったり、嫌な臭いが発生したり、毛母機能の低下で脱毛に繋がってしまいます。酸化した脂で毛穴が閉ざされ状態で、ただでさえトラブルを起こしやすくなっているところに、刺激の強いカチオンやシリコンによってさらにコーティングされてしまうことを考えると、トラブルが起きるのは当たり前ですよね。過酸化脂質を取るために、洗浄力の強すぎるシャンプーを使用しても、逆に皮脂分泌が盛んになり、頭皮がすぐにべたつきやすくなってしまいますので悪循環を生んでしまいます。ですから、皮膚常在菌のバランスを崩さないけど、余分な皮脂と過酸化脂質はしっかり落とせる程度の洗浄力とカチオンやシリコンなどの余計な付着物が残らないヘアケア製品を正しく使用することがとても大切です。

「そのヘアケア製品安全ですか？仕上がりの手触りだけで判断していませんか？」

だったら、ノンカチオン、ノンシリコンのヘアケア製品を使えばいいよね。と、お考えになるかと思います。しかし、一般的なヘアケア製品にはシリコンやカチオンが含まれています。特にトリートメントやリンス、ヘアマスク等の製品はカチオン系成分が主成分として働き、髪をコーティングし、手触りやツヤを向上させています。しかし、それらの成分には修復や保湿をする作用はありません。

では、肌に悪いのなら、そのカチオンを入れないでトリートメントを作ったらいいじゃない？とも思いますよね。そうなると、髪のなめらかさや、柔らかさが物足りない質感だったり、静電気が起こりやすかったり、補修成分などが髪の毛に持続してくれなかったりしてしまいます。ですから、現在商品化されているノンカチオン系ケアケア製品では「両性イオン界面活性剤」をph調整して“疑似カチオン”として配合しているケースも多いです。その場合はカチオンと同じように肌トラブルに繋がるのです。そして、まとまらない使用感を改善するためにシリコーンを多量に配合している製品もあります。

シャンプー＆トリートメントは毎日使うものですし、長期的な使用により自然治癒力を低下させてしまいます。とくにグリーンピールのヘッドグロウは、頭皮に余分な付着物がない状態で行わなければ、植物のパワーが発揮できません。

そこで、信頼できるヘアケア製品をオーガニックで作りました。